忘れ得ぬ名テニスプレーヤー③ 「ユニークな人格者」ミロスラフ・メシール
80年代のテニス界でエドバーグやビランデルの前に立ちはだかり「スウェーデンキラー」として名を馳せたミロスラフ・メシール。柔らかく懐の深いショットを変幻自在に打ち分けた。どこかユニークな彼だが、高潔なフェアプレー精神が今も心に残っている。
80年代のテニス界でエドバーグやビランデルの前に立ちはだかり「スウェーデンキラー」として名を馳せたミロスラフ・メシール。柔らかく懐の深いショットを変幻自在に打ち分けた。どこかユニークな彼だが、高潔なフェアプレー精神が今も心に残っている。
ボルグ引退後、マッケンロー最大のライバルがイワン・レンドルだ。今まで対戦したことのない鋭い強打とトップスピンロブも操るテクニック。そんな難敵にネットプレーで反撃を試みるマッケンロー。意地と誇りをかけた名勝負数え唄が令和の世にこだまする。
第72期王将戦は、藤井王将が羽生挑戦者を4勝2敗で下した。世紀の対決に将棋界だけでなく、世間の注目を集めたことが記憶に新しい。先日、YouTubeとNHKで熱戦を振り返る特集が組まれていた。羽生さんの印象深い発言と個人的な所感を書き記す。
テニス史上、最も才能に恵まれた選手といえばジョン・マッケンローが挙げられる。この天才レフティは唯一無二のサーブやボレーなど、数々の芸術的プレーで80年代前半のテニスブームに火をつけた。そして、ボルグやレンドルとの名勝負でファンを魅了した。
男子テニスの黄金期でボルグ、マッケンロー、レンドルらと覇権を争ったのがジミー・コナーズである。まだ優雅さが残るテニス界に闘争心を持ちこみ、野獣のような強打でコートを席捲した。不惑を過ぎても現役を続けたコナーズは、まさしくレジェンドだった。
世界フィギュアスケート選手権が閉幕した。女子シングルは坂本香織が連覇を果たし、ペアでは“りくりゅう”が初優勝を飾る。そして、迎えた男子シングルはノーミスの演技が続く白熱した戦いとなる。若き新星を抑え、連覇を成し遂げたのは宇野昌磨だった。
日本対アメリカのWBC決勝戦。緊張感漂う手に汗握る戦いは3-2で日本が勝利した。侍ジャパンは実に3大会14年ぶりとなる王座を奪還する。精神的支柱としてチームを一つにまとめたダルビッシュ。そして、大谷翔平は投打にわたる活躍でMVPに輝いた。
連日盛り上がりを見せるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。大谷翔平やダルビッシュ有、“若き三冠王”村上宗隆などスター揃いの侍ジャパン。準決勝の強豪メキシコ戦は、まさに“野球は筋書きの無いドラマ”を地で行く、劇的な幕切れとなった。
日本が最も勢いのあったバブル時代、F1の世界もセナ・プロストらスターが群雄割拠した。そんな個性派揃いのドライバーを目の前にし、実況の古舘伊知郎が黙っているはずがない。「微笑み黒魔術」「顔面バッキンガム宮殿」など古館語録が炸裂した。
第72期王将戦は、藤井王将が4勝2敗で羽生挑戦者を下した。五冠王を堅持した藤井王将はもちろんだが、今回のタイトル戦を盛り上げた功労者は羽生永世七冠である。達人の域に入った羽生さんの変幻自在の指し回しは、若き天才・藤井聡太を大いに苦しめた。