「ミスター3冠王」落合博満 番外編

プロ野球史上唯一3度の三冠王に輝いた1980年代の最強打者・落合博満は、卓越した技術と打撃理論をもってして打撃の頂に君臨した。孤高のバットマン落合が野球界でたった一人“師と仰ぐ人物“こそ稲尾和久であり、若き日の落合はその人柄に惹かれていく。

パリ五輪⑩ 「女子やり投げ」北口榛花 ~日本陸上史に残る偉業~

パリ五輪が閉幕して約1ヶ月経った。今大会も数多くの名場面が紡がれたが、日本オリンピック史に残る快挙といえば、陸上「女子やり投げ」の北口榛花の金メダルだろう。女子フィールド種目初のメダル、それも金メダル獲得は北口の行動力の賜物だ。

パリ五輪⑨ デニス・ビエルとカイル・チャルマーズ ~心に残る大会の名脇役~

パリ五輪が閉幕した。大会の主役たちが多くの名シーンを彩り脚光を浴びる中、私には忘れ得ぬ名脇役がいる。柔道男子66kg級準決勝で阿部一二三と白熱の攻防を演じたデニス・ビエルと、競泳で3大会連続のメダルを獲得したカイル・チャルマーズである。

パリ五輪⑧ 柔道女子52㎏級 阿部詩とディヨラ・ケルディヨロワに思う

パリ五輪・柔道女子52㎏級でディヨラ・ケルディヨロワに敗れ、号泣した阿部詩。その振る舞いは物議を醸し、賛否両論が渦巻いた。特に、勝者ケルディヨロワの柔道家を体現する凛とした佇まいとの対比が注目を集める。皆さんはどう感じただろうか。