ジョン・マッケンローとライバル達② vs ビヨン・ボルグ ~ウィンブルドン 激闘の記憶~
ときは1980年7月5日、テニスの聖地ウィンブルドンで頂上決戦の火蓋が落とされた。相対するは大会5連覇がかかる“氷の男”ビヨン・ボルグと“若き天才”ジョン・マッケンローである。心技体の限界を超えた死闘は今もなお、名勝負として記憶されている。
ときは1980年7月5日、テニスの聖地ウィンブルドンで頂上決戦の火蓋が落とされた。相対するは大会5連覇がかかる“氷の男”ビヨン・ボルグと“若き天才”ジョン・マッケンローである。心技体の限界を超えた死闘は今もなお、名勝負として記憶されている。
渥美清は「男はつらいよ」で寅さん役を務めた国民的俳優である。明朗快活で義理人情にも厚い寅さんは多くの日本人から愛され、盆と正月の風物詩的存在となっていく。立て板に水の啖呵売を操る渥美清だが、実像は人間の孤独を見つめる哲学者のようだった。
ドイツ帝国が誇る「皇帝」ミハエル・シューマッハは、F1に数々の金字塔を打ち立てた史上最強ドライバーである。年間最多勝利、史上最多7度のワールドチャンピオンなど枚挙に暇がない。中でも名門フェラーリの再建は一ドライバーの枠を超えた偉業である。
7月30日、世界水泳福岡2023が閉幕した。22年ぶりに日本開催となった今大会は、初日から世界記録が続出する。マルシャン、マッキントッシュ、オキャラハンら若きスターだけでなく、レデッキー、ショーストロムといったベテランも躍動した。
「世界水泳福岡2023」は競泳5日目を終えた。数多の世界記録が飛び出す晴らしい大会となっている。大会の華・男子100m自由形をはじめ、マルシャンが登場する男子200mバタフライと200m個人メドレーなど、大会4・5日目の名勝負を紹介する。
久々の日本開催となる世界水泳で世界記録を次々と樹立する選手たち。役者揃いの女子400m自由形のティットマスに加え、男子400m個人メドレーのレオン・マルシャン。特にマルシャンは“水の怪物”フェルプスの高速水着時代の記録を1秒3以上更新した。
ウィンブルドン2023男子シングルス決勝は4時間42分に及ぶ激闘の末、弱冠20歳のカルロス・アルカラスが初優勝した。敗れたジョコビッチは5連覇を逃がした。昨年の全米オープンに続くビッグタイトルを獲得した新鋭は必ずや新時代の主役となるだろう。
「精密機械」と呼ばれたイワン・レンドルは80年代後半の男子テニス界を長らく支配し、通算8度グランドスラムを制覇する。圧倒的な強さを誇ったレンドルだが、悲願のウィンブルドンには手が届かなかった。だが、コーチとして大願成就を果たすのであった。
80年代後半~90年代、アルペンスキー界にイタリアの伊達男が君臨した。その男こそ「イタリアの爆弾男」と呼ばれたアルベルト・トンバである。派手な私生活に加え豪放磊落なトンバは迫力満点の滑りと圧倒的な勝負強さを兼ね備え、数々の栄光に彩られた。
1970年代半ば~1980年代前半、テニス史に名を残した偉大なる王者。それは威厳とカリスマ性を纏うビヨン・ボルグである。そんな「鉄人」はトップスピンでテニスに革命を起こし、1980年ウィンブルドン決勝でマッケンローと伝説の死闘を演じた。