忘れ得ぬオリンピック名勝負の記憶⑤
キーレン・パーキンス ~20世紀最高の競泳長距離界の王者~

1996年アトランタ五輪。競泳男子1500m自由形で伝説として語り継がれるレースが繰り広げられた。予選、絶不調に見舞われた“王者”キーレン・パーキンス。予選ギリギリ8位通過の決勝で別人のような泳ぎを見せ、奇跡のオリンピック連覇を成し遂げた。

追悼 門田博光 ~不惑のホームラン王~

去る1月24日、南海やオリックスなどで活躍した門田博光が享年74で亡くなった。身長170㎝ながら本塁打・打点ともに歴代3位の記録をもち、40歳で本塁打と打点の2冠王に輝く。不惑以降だけで133本塁打を放った門田は、まさに「中年の星」だった。

セナプロ対決 ~F1の頂点の座を懸けて~

日本がバブル経済に狂騒する頃、F1でふたりの天才が鎬を削っていた。予選から全身全霊で臨む「音速の貴公子」セナに対し、通常は余裕をもって走るが、勝負処では全力を出す「プロフェッサー」プロスト。ついに「セナプロ対決」は全面戦争へと突入する。