北京オリンピック名勝負⑪ ノルディック複合 「キング・オブ・スキー」渡部暁斗
ノルディック複合個人ラージヒルで銅メダルを獲得し、オリンピック3大会連続メダルの偉業を成し遂げた渡部暁斗。不屈の精神に加え、高い見識も兼ね備えた渡部暁斗こそ、日本が世界に誇る“キング・オブ・スキー”といえるだろう。
ノルディック複合個人ラージヒルで銅メダルを獲得し、オリンピック3大会連続メダルの偉業を成し遂げた渡部暁斗。不屈の精神に加え、高い見識も兼ね備えた渡部暁斗こそ、日本が世界に誇る“キング・オブ・スキー”といえるだろう。
北京五輪スピードスケート500mが男女で行われた。男子は初出場の森島航が銅メダルを獲得する。女子では髙木美帆が1500mに続く銀メダルを手にした。2連覇がかかる小平奈緒は残念ながら17位に沈んだが、彼女の素晴らしい人間性は健在だった。
スノーボード男子ハーフパイプで悲願の金メダルを獲得した平野歩夢。東京五輪にも出場したスケートボードと並立し、命にも関わりかねない大怪我を乗り越えた平野を突き動かしたもの。それは、誰も見たことのない景色を見るための挑戦するスピリットだった。
世界が認める日本女子アスリートの女王。それはスピードスケートの髙木美帆とスキージャンプの髙梨沙羅である。長年、世界のトップで活躍する彼女達だが、なぜか五輪の舞台ではあと一歩で涙を呑んでいる。そんな“悲運の女王”たちの戦いに迫る。
2月10日、北京五輪フィギュア男子シングル・フリースケーティングが行われた。羽生結弦の前人未到の4回転アクセル、ネイサン・チェン・鍵山優真・宇野昌磨の優勝争いなど目が離せない。そんな中、4人が目指したものは唯一つ。至高の演技への挑戦だった。
2月8日、フィギュア男子シングルのショートプログラムが行われた。アクシデントに襲われながらも、最後まで最善を尽くす羽生結弦。世界最高点を更新したネイサン・チェン。鍵山優真、宇野昌磨も自己ベストを出すなど、至高の演技に深い感銘を受けた。
北京オリンピック大会4日目は、フィギュアスケート団体で日本チームが銅メダルを獲得した。五輪における日本フィギュアスケート史上初となる、団体でのメダルとなった。シングルだけでなく、ペア種目でも躍進を遂げた日本チームの奮闘が光る。
北京五輪大会3日目は、ジャンプ男子ノーマルヒルで小林陵侑が金メダルをとる。日本の今大会メダル第1号となった。フィギュアスケート団体でも、五輪初出場となる樋口新葉と鍵山優真の活躍もあり、日本の決勝進出に大きく貢献した。
北京五輪大会2日目、長きに渡り世界の檜舞台に立ち続けるアスリートが登場した。15歳4ヵ月でワールドカップ史上最年少優勝を果たした髙梨梨沙羅と、49歳での五輪出場となる女子スピードスケートのクラウディア・ペヒシュタインは、継続は力なりを体現する。
北京五輪大会2日目、モーグル男子で堀島行真が銅メダルを獲得した。それは、今大会における日本のメダル第1号である。絶対王者キングズベリーに新鋭ウォールバーグ、そして堀島行真を交えた激戦は、間違いなくモーグルの歴史に刻まれることだろう。