名(迷?)解説 石田和雄先生の思い出
木村一基九段をはじめ「解説名人」と称される棋士たち。中でも、私が少年時代、衝撃を受けたのが石田和雄先生だった。とかくお堅いイメージの棋士象にあって、講談師顔負けのユーモア漂う流暢な語り口。氏の解説の記憶は今もなお、焼き付いて離れない。
謎の中年ハック・フィンが、気の向くままに更新するヘッポコ記事のてんこ盛り。お暇なら来てよね~ (´ω`)
木村一基九段をはじめ「解説名人」と称される棋士たち。中でも、私が少年時代、衝撃を受けたのが石田和雄先生だった。とかくお堅いイメージの棋士象にあって、講談師顔負けのユーモア漂う流暢な語り口。氏の解説の記憶は今もなお、焼き付いて離れない。
NHK杯準々決勝・羽生善治vs中村太地の対局を観戦した。日曜は寝坊がちな私にとって久方ぶりのNHK杯だ。結果は羽生さんの快勝となったが、それ以上に谷川浩司十七世名人を交えた感想戦が感慨深い。羽生、谷川の両永世名人を見られる喜びを噛みしめる。
升田幸三は少年時代、「名人に香車を引いて勝つ」という大志を抱いていた。木村義雄を半香に追い込むも、対局拒否を行い実現しなかった大願成就。それから時を経て、弟弟子の大山名人相手に“香落ち”で勝利を収めた瞬間、感無量の思いが込み上げる。
「新手一生」を標榜し、革新的戦法の地平を切り拓いた升田幸三。そんな彼は「高野山の決戦」で宿命の弟弟子・大山康晴に敗れ、屈辱の日々を送る。しかし見事に復活し、将棋界初となる三冠王に輝いた。そして、「たどり来て未だ山麓」の名言を残しもした。
藤井八冠が誕生し、ひときわ盛り上がりを見せる将棋界。その偉業に際し、思い出すのは羽生善治の七冠制覇であり、全盛時代の彼もまた驚異的な強さを誇示していた。“羽生マジック“をはじめとする、往時の羽生永世七冠の強さの源泉を考察する。
タイトル戦をはじめとする棋戦解説を動画にアップする将棋ユーチューバー。中でも、個人的に最も好きなのは元奨励会員のアユムさんである。級位者にも分かりやすい丁寧な解説に定評のあるアユムさんだが、祖父が繋いだ将棋との縁など感動秘話が存在した。
第72期王将戦は、藤井王将が羽生挑戦者を4勝2敗で下した。世紀の対決に将棋界だけでなく、世間の注目を集めたことが記憶に新しい。先日、YouTubeとNHKで熱戦を振り返る特集が組まれていた。羽生さんの印象深い発言と個人的な所感を書き記す。
第72期王将戦は、藤井王将が4勝2敗で羽生挑戦者を下した。五冠王を堅持した藤井王将はもちろんだが、今回のタイトル戦を盛り上げた功労者は羽生永世七冠である。達人の域に入った羽生さんの変幻自在の指し回しは、若き天才・藤井聡太を大いに苦しめた。
藤井聡太五冠に羽生善治永世七冠が挑戦する第72期王将戦。世紀の対決は2勝2敗と全くの五分である。しかも、第4局は藤井王将の封じ手での失着もあり、羽生挑戦者の会心譜となった。羽生さんのタイトル100期か、藤井五冠の防衛か!?目が離せない。
先日、棋士・羽生善治と「水曜どうでしょう」のディレクターの対談を視聴した。内容は将棋と番組の共通点や、過去の名言を紐解くものとなっている。特に、勝ちを意識したときに手が震える理由は興味深かった。これほど楽しそうな羽生さんを初めて見た。