フィギュアスケートGPシリーズ2022「カナダ大会」世界の檜舞台に戻ってきた紀平梨花
フィギュアスケートGPシリーズ第2戦「カナダ大会」。それは、紀平梨花が3年ぶりにGPシリーズに戻って来た大会であった。怪我により北京五輪を断念した彼女の演技は、まだ本来のものとは程遠い。だが、その表情には試合に出られる喜びが満ち溢れていた。
フィギュアスケートGPシリーズ第2戦「カナダ大会」。それは、紀平梨花が3年ぶりにGPシリーズに戻って来た大会であった。怪我により北京五輪を断念した彼女の演技は、まだ本来のものとは程遠い。だが、その表情には試合に出られる喜びが満ち溢れていた。
フィギュアスケートGPシリーズが開幕した。初戦アメリカ大会、女子シングルは坂本香織が、男子シングルではイリア・マリニンが優勝する。特に、17歳にして史上初となる4回転アクセルを成功させたマリニンは、本大会でもその大技を完璧なまでに決めた。
来月カタールで開幕するサッカーW杯。個人的に歴代で最も魅力的なチームは1998年フランス大会のオランダ代表である。オレンジ軍団の柔らかいボールタッチに流れるようなパスワーク。攻めの精神を貫き通したオランダイズムは決して色褪せることはない。
世界のサッカーシーンをリードする名将といえば、“ペップ”グアルディオラである。現役時代から高い知性と戦術眼を誇り、バルサを“ドリームチーム”たらしめた。そんなクライフ最後の愛弟子は、トータルフットボールを礎とするクライフイズムを継承する。
初めてハワイ諸島を統一したカメハメハ。その大王の名を由来とするダービー馬がキングカメハメハである。瞬発力のみならず持久力も兼ね備え、心技体の全てに秀でた「ターフの大王」は史上初の変則G1二冠を戴冠し、その絶対能力で現役最強の頂に君臨した。
ホースマンの夢「日本ダービー」。その夢舞台で数多の名勝負が繰り広げられてきた。中でも、思い出深いダービー馬が“ブライアンズタイム産駒の怪物”タニノギムレットである。それから5年後、娘ウオッカが牝馬による64年ぶりのダービー制覇を果たした。
年齢の壁を超越した“棋界の達人”大山康晴と升田幸三。50代以降も驚異の実績を残し、解説者としては対局者の指し手を驚異の精度で看破する大山康晴。一方、升田幸三は引退後、数多の強豪プロを屠った“プロ殺し”小池重明を角落ち戦で完封した。
かつて、ターフに「ローランの歌」に諳んじられた“聖剣”に由来する名馬が現れた。その馬の名をデュランダルという。最後方からレースを進め、直線に入るやいなや伝説の“名刀”さながらの切れ味で全頭薙ぎ払う。デュランダルの勇姿に古の叙事詩が甦る。
先日、ロジャー・フェデラーが引退を表明した。グランドスラム大会20勝をはじめ数々の偉業を成し遂げ、優雅で品格の高いプレーと人柄から史上最高のテニスプレーヤーと謳われた。ナダル等ライバル達と共に歩んだ、素晴らしき挑戦の旅が今終わりを告げる。
去る8月24日、「経営の神様」と称された京セラ創業者・稲盛和夫が享年90で亡くなった。京セラだけでなくJALの会長にも就任し、赤字経営を見事に黒字転換させもした。そんな氏の哲学は私利私欲を持ち込まず、トップとして全ての責任を取ることだった。