オリンピック・パラリンピック一覧




  忘れ得ぬオリンピック名勝負の記憶⑤
キーレン・パーキンス ~20世紀最高の競泳長距離界の王者~

1996年アトランタ五輪。競泳男子1500m自由形で伝説として語り継がれるレースが繰り広げられた。予選、絶不調に見舞われた“王者”キーレン・パーキンス。予選ギリギリ8位通過の決勝で別人のような泳ぎを見せ、奇跡のオリンピック連覇を成し遂げた。

  忘れ得ぬオリンピック名勝負の記憶④
「ナミビアの求道者」フランク・フレデリクス

1996年アトランタ五輪。驚異の世界記録の前に涙を呑んだ名スプリンターがいた。“ナミビアの鉄仮面”フランク・フレデリクスである。レース直前でも、徳のある相貌に湛える静かな佇まい。その姿は、さながらトラックに真理を求める求道者を思わせた。

北京オリンピック名勝負 最終話「スピードスケート女子1000m」有終の美を飾った女王たち

北京五輪スピードスケート女子1000mで、ついに髙木美帆が悲願の個人種目での金メダルを獲得した。一方、小平奈緒は足の怪我もあり本来の滑りとはいかなかった。だが、今できる“自分のしたい表現”を成し遂げた彼女には、清々しい表情が湛えられていた。

北京オリンピック名勝負⑬「フィギュアスケート女子シングル」歓喜と絶望の間で

ロシアのワリエワのドーピング問題で揺れた女子フィギュアスケート。一連の騒動をよそに、選手たちは全力で滑り切った。特に、坂本香織、シェルバコワ、トルソワのメダリストたちの渾身の演技は、大舞台にふさわしい素晴らしきものだった。

北京オリンピック番外編 フィギュアスケート女子シングル-カミラ・ワリエワに思う

北京オリンピック最大のスキャンダルともいえる、フィギュア女子・ワリエワのドーピング問題。彼女の出場について大きな物議を醸す。コーチ、そしてオリンピック村に住まいし大人たちの様々な思惑により、選手たちが翻弄される姿に“絶望”が垣間見える。

北京オリンピック名勝負⑫ 「女子団体パシュート」 涙に暮れたチームの絆

北京オリンピック大会12日目、女子団体パシュート決勝の火蓋が落とされた。序盤からリードし逃げ切りを図る日本を、怒涛の追い上げで捉えにかかる世界No.1のカナダ。ラスト1周、わずかなリードを保つ日本は、オリンピックの魔物に魅入られた。

北京オリンピック名勝負⑪ ノルディック複合 「キング・オブ・スキー」渡部暁斗

ノルディック複合個人ラージヒルで銅メダルを獲得し、オリンピック3大会連続メダルの偉業を成し遂げた渡部暁斗。不屈の精神に加え、高い見識も兼ね備えた渡部暁斗こそ、日本が世界に誇る“キング・オブ・スキー”といえるだろう。

北京オリンピック名勝負⑩ スピードスケート男女500m ~苦難の末に立った檜舞台~

北京五輪スピードスケート500mが男女で行われた。男子は初出場の森島航が銅メダルを獲得する。女子では髙木美帆が1500mに続く銀メダルを手にした。2連覇がかかる小平奈緒は残念ながら17位に沈んだが、彼女の素晴らしい人間性は健在だった。

北京オリンピック名勝負⑨「スノーボーダー」平野歩夢 ~大志を抱く挑戦者~

スノーボード男子ハーフパイプで悲願の金メダルを獲得した平野歩夢。東京五輪にも出場したスケートボードと並立し、命にも関わりかねない大怪我を乗り越えた平野を突き動かしたもの。それは、誰も見たことのない景色を見るための挑戦するスピリットだった。