「偉大なる将棋界の巨人」大山康晴十五世名人 前編
タイトル獲得80期、棋戦優勝44回、A級連続在位44期など、「将棋界の偉大なる巨人」大山康晴十五世名人に迫る前編。29歳で名人の座を射止め棋界制覇を成し遂げる。しかし、その後、宿命のライバル升田幸三の後塵を拝し、将棋史に残る屈辱を味わった。
謎の中年ハック・フィンが、気の向くままに更新するヘッポコ記事のてんこ盛り。お暇なら来てよね~ (´ω`)
タイトル獲得80期、棋戦優勝44回、A級連続在位44期など、「将棋界の偉大なる巨人」大山康晴十五世名人に迫る前編。29歳で名人の座を射止め棋界制覇を成し遂げる。しかし、その後、宿命のライバル升田幸三の後塵を拝し、将棋史に残る屈辱を味わった。
順位戦A級から陥落が決まり、去就が注目を集める羽生善治。来期はB級1組で戦うことを発表した。朗報である。そんな羽生さんはこれまで数え切れぬほど、将棋界の発展のために尽力してきた。その功績は、まさに「将棋界の至宝」と呼ぶにふさわしい。
将棋界で最も長い伝統と格式を誇る名人位。かつて、その頂を目指し、命を懸けて厳しき勝負に挑んだ棋士がいた。“将棋界の巨人”大山康晴十五世名人と“羽生善治のライバル”村山聖九段である。彼らが盤上に込めた魂の物語をここに書き記す。
羽生善治九段がA級順位戦から陥落した。29期連続在位であったが、51歳という年齢もあるのだろう。だが、かつて44期連続(名人18期)で君臨し、69歳で逝去するまで生涯A級を死守した超人がいる。“巨星”大山康晴十五世名人の威容に迫る。